ハイパーサーミアとは?
ハイパーサーミア(温熱治療)とは?
ハイパーサーミアとは、がん細胞が正常な細胞より温まりやすく、熱に弱いことを利用した治療です。別名、「温熱治療」ともいいます。
がんを熱により温めることで、周辺組織(血管)等は拡張し血流が増え、その結果温度が下がりますが、がんは反対に血流が増えないため温度が上がり、結果として壊れていきます。
当院にあるハイパーサーミアは、「サーモトロンーRF8」という世界で初めてのがん高周波ハイパーサーミア装置として、正式に認められた装置になります。
また、同装置の安全性と有効性等については、日本ハイパーサーミア学会でも認められております。
ハイパーサーミアによる、加温の効果
正常な組織に加温した場合
正常な組織は血流の増加によって
熱を逃がすので、温度が上昇しにくい。
がん組織に加温した場合
がん組織は血流が増えないため、
熱を逃がすことができずその結果、
血流が減少して温度が上昇、
結果、栄養が行き渡らず死滅する。
ハイパーサーミアによる、加温方法
ハイパーサーミアは、がんの患部を装置で挟み込むようにして、熱を与えます。
深部にあるものも、効果的に温度を上げることができるため、免疫機能も活性化され、QOLにも良いとされております。
ハイパーサーミアの原理
ハイパーサーミアは、分子が激しく回転、振動運動を起こして摩擦熱が生じ、42℃以上に加温することが可能です。
九州地方で数台しかないハイパーサーミア「サーモトロンーRF8」
ハイパーサーミアは、九州ではまだ数台しか設置されておりません。
そのハイパーサーミアは、当院では保険診療が可能です。
日帰り治療はもちろん、遠方よりお越しいただき入院診療も可能です。